FXのスワップポイントにも税金がかかる!税率や計算方法について
イヤですねー。せっかくトルコリラで手に入れたスワップポイントに税金がかかるなんて...御免被りたい。どうも月収15万未満、崖っぷちフリーランスのラフランスです。
今回はですね、FX会社から毎日チャリーンと入るスワップポイントの税金のお話をしたいと思います。株式なら、特定口座を開設しておけば配当金やら売却益の税金の支払いは勝手に証券会社がやってくれるんですけど、FX会社だと自分で税金の計算して申告しなくちゃいけないんですよね。あぁ面倒くせー
そこで記事では、スワップポイントが税法上、何に該当するのか、税金の計算方法、確定申告が必要になる基準や無申告時に税務署にバレるのかを解説していきます。
スワップポイントは何所得?
まずスワップポイントは税法上、雑所得に分類されてます。「うわ~雑所得とか、なんか難しい言葉出てきたよ。」って思うかもしれないんですけど、「FXで得た利益(スワップポイント・売却益)はその他の収入になりますよ」ってことです。
なので、FXの売却益・スワップポイントはすべて雑所得!と覚えておいてください。
確定申告をする人、しなくていい人
中には、スワップポイント(雑所得)を受け取っても税金を払わなくていい場合があります。それが以下の2パターンです。
- 給与所得・退職所得以外にゲットしたお金が20万円以下の場合
- 自営業、主婦などの給与所得がない人は、所得が48万円以下の場合
「な…何言ってんの?」って感じですよね。もっとかみ砕くと、
- サラリーマンやOL、バイトやパートをしている人で、その年にもらったのはスワップポイント(雑所得)だけ。それも20万以下だった人。
- 僕のようなバイトをしていないフリーランス(自営業)、パートやアルバイトをしていない(無職の)人で、その年に貰ったのがスワップポイント(雑所得)だけ。それも48万円以下だった人。
上記の人は、確定申告が不要で税金を払う必要がありません。ただ、会社員をやりながら、アフィリエイトとかYoutubeでお金を稼いでいた場合、スワップポイントと合わせて、20万円を超えた場合は申告が必要なので注意してくださいね。
逆に確定申告をしなくちゃいけない場合は以下の2パターン。
- 給与所得・退職所得以外にゲットしたお金が20万円を超えた場合
- 自営業、主婦などの給与所得がない人は、所得が48万円を超えた場合
会社員だったら20万超えたら、給与所得がない自営業や無職の人は48万を超えたら確定申告が必要になるよってことです。
税率は?
次に、イヤ~な税率ですね。いくらかかるの?って話です。結論から言うと、20.315%(所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%)かかります。
計算方法
次に計算方法なんですが、たとえば僕がトルコリラのスワップポイントを年間50万円貰えるようになったとします。
50万円×20.315%=101,575円...高っ!こんなに払いたくねぇ!
と計算してしまいがちなんですけど、雑所得には魔法の杖の使用が認められているんですよ。「は?魔法の杖?意味ワカンネ…」って思ったかもしれないんですけど、社長さんが「経費で落とすから」なんてセリフを聞いたことがあるんじゃないでしょうか。あの経費が使えるんですよ。
なので、新品のパソコン購入代に10万円、スマホでもチャートが見られるようiPhoneに10万円、FXの教材に10万円使ったとします。まあ認められるかはわかりませんが、ちゃんと必要性を説明できればOKです。
すると、50万円(スワップポイント)-30万円(経費)=20万円になります。
この場合、雑所得が年間20万以下になるため、サラリーマンや僕のような自営業でも確定申告ナシ&税金は納めなくてイイんです。つまり20万円分のスワップが丸々ゲットできるってわけですね。しかも新品のパソコンにiPhone付きですよ。
ただ「住民税の5%については、たとえ20万円を超えてなくても申告して払う必要がある」なんて言われたりするので、数年前(サラリーマンのとき)に2万円ちょっとくらいの利益が出たときに、住民税の申告だけしようと市役所に行ったことがあるんですよ。
そしたら、その担当者に「なんでそんな真面目なの?」と言わんばかりの顔されましたね。「20万以下なら追わないよ」って言われてるようでした。まあでも心配なら、市役所に行って申告してみてください。僕はアホらしいので、もう住民税だけの申告はしません(笑)
無申告だと税務署にバレる?
「できれば申告しないで丸々貰いたいな~そもそも確定申告するのがメンドクセ...」っていうのが本音のところだと思います。誰だって税金払いたくないですからね。結論から言うと、僕たちのスワップポイントで得た金額は全部税務署に筒抜けです。もちろんFXの売却益も。FX会社には、税務署に顧客の取引結果を記載した支払調書の届け出が義務づけられているためです。
ただですよ、無申告だとしても税務署が動くかどうかは別問題。
よく税務署は"クジラとイワシは追わない"なんて表現されたりするんですけど、僕の市役所例に漏れず、少額利益を出してる人なんか追いまわしてるヒマはない!というのが本音のところだと思います。もっと税金がガッポリ取れるところを優先的に調査しますからね。もし追いまわしてる新米税務署員がいたら、
課長!やりました!21万を無申告してた人から4万ちょっと取ってやりました!
バカモーン!その調査にいったい何日かかってると思ってんだー!よく考えろー!
きっとこんなやり取りが行われるはずです(汗)
とはいっても、脱税は良くないので、賢く節税(経費を使って)して税金を納めるようにしましょう。
まとめ
実はスワップポイントって、受け取り前は非課税だったり、たとえ決済してなくてもスワップが発生した時点で課税対象だったり、FX会社によってまちまちです。僕がおすすめしてるトルコリラの高スワップポイントを提供してくれるFX会社の中では、サクソバンク証券とIG証券はスワップが発生した時点で課税対象、松井FXはスワップ受け取る振替手続きをしない限り非課税です。
もしたくさんのトルコリラを保有して年間20万円以上スワップ金利を受け取る予定があって、確定申告が面倒な場合は松井FXを選んだほうがいいかもしれません。松井FXなら振替手続きしなければ、ずっと確定申告不要ですからね。
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