【5/17更新】トルコリラのスワップが一番高いおすすめのFX会社!

※本記事には広告・プロモーションが含まれてます。

トルコリラのスワップが一番高いFX会社はどこだ!?おすすめの3社

 

 

どうも、ラフランスです。


 

なんだか、みんなのFXのスワップポイントが絶好調過ぎて怖いくらいですね。1日55円連発とかヤベェです。

 

これも3月の決算が良かったおかげでしょう。「さらなる業界最高のスワップを提供!」なんて決算説明書にあったとおり、偽りなしって感じですね。

 

 

予備兵力を動員して100万通貨カンストしておいて、ホンマに良かった...。


 

そんな僕は、本業の収入が少なすぎたので、毎月の安定収入を求めて2021年11月からスワップポイント狙いでトルコリラ投資を始めた人間です。

 

月収15万未満の状態じゃ、将来不安ですからねえ。


 

相場の上下に関係なく、毎日お金がチャリーンと入るシステムが気に入って、30万、150万、400万通貨...と保有量を増やし、今や766万通貨になっとります(5月17日時点)。

 

毎月入ってくる収入を増やすためには、保有量だけでなく、毎日付与されるスワップポイントの高さもメチャンコ重要なんです。まあ当たり前といっちゃ、当たり前なんですけどね。

 

以下のグラフを見てください。

2020年~2024年までのスワップポイント合計額「IG証券、サクソバンク証券、くりっく365、GMOクリック証券、LIGHT FX(通常銘柄、みんなのFX、トライオートFX、JFX)」

これは、2020年~2024年までのスワップポイント合計額を主要FX各社でグラフ化したものです。(スワップ額が少ないFX会社は除外してます。)

 

多分、

 

ほぉん、IG証券がトップか。トルコリラを買うならココやな。


と思うはず。でもですねー、それは2024年7月くらいまでの話なんですよ。

 

2024年8月くらいから絶不調になり、今じゃ4か月連続で最下位になってしまうというね...。

たしかにIG証券は4月はスワップ付与日数が他社と比べて4日少なかったですけど(サクソバンク証券を除く)、それを考えても最下位という結果。

 

そんなIG証券で、2025年1月まで466万通貨を持ってた僕から言わせると、

 

悪いことは言わん、IGはやめておけ...。


ですよ。さすがにスワップが少なすぎて、約610万の含み損を確定して他社に引っ越しました。

 

色々調べてみると、IG証券のスワップポイントが激減してる理由はちゃんとあるんですけど、別にそんな理由なんてどうだっていいんです。

 

いくら過去のスワップポイントが高くったって、今が高くなけりゃ意味がないですからねえ。

 

ちなみに今後、IG証券のスワップポイントが高くなる可能性は、だいぶ低いです。ここら辺のところは、「2024年8月から各社でスワップポイントの状況が一変した理由」で語ってますので、良かったらどうぞ。

 

じゃあ今現在、スワップポイントが高いFX会社はどこなのか?早速紹介したいと思います。

スワップポイントが高額なおすすめFX会社3選

2024年1月からのスワップポイント(過去1年分)を各社調査した結果、高水準のFX会社は、サクソバンク証券GMOクリック証券LIGHT FX(LIGHTペア銘柄)の3社でした。

サクソバンク証券、GMOクリック証券、LIGHTFXの2024年スワップポイント月別グラフ

 

【2025年月別】各社別スワップポイント推移

で、肝心な2025年のスワップポイント推移はこんな感じです。

2025年|サクソバンク証券、GMOクリック証券、LIGHTFXの日別スワップポイント付与状況

 
※スワップポイントを決める短期市場金利が175%まで上昇したことで、サクソバンク証券は1日だけだったものの、高額スワップポイントが付与されました。

短期市場金利の上昇画像はこちら

 

このグラフを見て、

 

おーし!今スワップが一番多いGMOクリック証券で早速買ったるでー!


と思うのはもちろんOK。でも、サクソバンク証券やLIGHT FXにもメリットはあるんですよ。たとえば、サクソバンク証券なら、安定的に高額なスワップポイントが貰える(過去10年以上の付与状況を分析した結果)とか、LIGHT FXならスワップポイントが高水準&毎年の確定申告が不要で、税金払わずに再投資できるとかね。

 

ということで、ここからは、上記3社の良いところ・気になるところを紹介しますので、あなたが「ここやな!」と思ったところを選んでみてください。

 

GMOクリック証券【最高水準のスワップポイントが欲しい人向け】

 
【2024年】スワップポイントの比較と推移

2024年の月別スワップポイント(GMOクリック証券)

 
【2025年】スワップポイントの比較と推移

2025年の月別スワップポイント(GMOクリック証券)

 
【2025年5月】スワップポイントの推移

2025年5月のスワップポイント推移(GMOクリック証券)

 

 

良いところ
  1. 月別のスワップポイント合計額が2024年9月から8か月連続トップ
  2. スワップポイントがトップ水準(41円~51円/日【2025年4月実績】)
  3. 5月も他社より高水準(平均41円/日【5月11日時点】)
  4. レバレッジが25倍まで使える

 

気になるところ
  1. 毎年確定申告が必要
  2. 100万通貨しか持てない

 

ラフランスのコメント
GMOクリック証券は国内のFX会社。今までは目立たなかったが、2024年7月にトルコの格付けが上昇したのを機に、8月からスワップポイントが増え始める。

 

今では8か月連続トップになるほど高水準のFX会社に大変身した。

 

2024年8月からスワップポイントの状況が一変した理由のところでも書いた通り、今後も他社より高額なスワップポイントが継続する可能性が高い。

 

また、最大レバレッジが25倍まで使えるため、少ない資金で効率的にスワップポイントを得られるのが魅力。

 

ただ、100万通貨までの保有制限があるせいで、大きなスワップポイントは狙えない。

 

それでも仮に1日45円(4月平均)としたって、100万通貨保有していれば、1か月で約13万円(年間150万以上)のスワップポイントが貯まる計算。

 

「最高水準のスワップポイントが貰えるFX会社」を探しているなら、GMOクリック証券が一番おすすめだ。

 

LIGHT FX(LIGHTペア銘柄)|確定申告メンドクサイ人向け

 
【2024年】スワップポイントの比較と推移

2024年の月別スワップポイント(LIGHT FX)

 
【2025年】スワップポイントの比較と推移

2025年の月別スワップポイント(LIGHT FX)

 
【2025年5月】スワップポイントの推移

2025年5月スワップポイント推移(LIGHT FX)

 
良いところ
  1. 2024年7月からスワップポイントが増額傾向で、現在も高水準を維持している(1日平均38.1円【2025年4実績】)
  2. スワップ振替(獲得)しなければ、毎年の確定申告は不要
  3. 確定申告せずに、得たスワップポイントでトルコリラを追加で買える(再投資可能)
  4. レバレッジが25倍まで使える

 

気になるところ
  1. 保有量は700万通貨までの上限がある

 

ラフランスのコメント
LIGHT FXもGMOクリック証券と同様、国内のFX会社。2024年7月からスワップポイントが増額傾向になり、1日平均38円以上の高水準の状態が続いている(2025年4月実績)。

 

さらに、GW明けからは1日38円 ⇒ 40円 ⇒41円に増額され、GMOクリック証券との差がグッと縮まってきた(5月17日時点)。

 

最高なのは、スワップの振替(スワップポイントの受取)をしなければ、確定申告は不要になるということ。さらに、確定申告しなくても受け取り前のスワップポイントでトルコリラを追加で買うことができる(LIGHT FXに確認済み)。

 

LIGHT FXに確認した時のカスタマーサービスからの回答(クリックで展開)

 

受取り前のスワップポイントは、すでに建玉可能額に反映されております。
そのため、スワップの受取り操作をすることなく、新たにポジションを建てることが可能でございます。

 

つまり、税金を払わずに再投資ができるというわけだ。

 

もしあなたが、

 

スワップ投資をしたいんだけど、毎年の確定申告が面倒なんだよなー。


と思ってるなら、ピッタリなFX会社だと思う。スワップポイントは高水準だし、スワップ振替(スワップポイントの受取)しなければ、確定申告は不要、おまけに毎日得られるスワップポイントは再投資に回せるからだ。

 

ちなみに、スワップ振替機能があるFX会社は何社かあるが、その中でもLIGHT FX(LIGHTペア銘柄)のスワップポイントはトップになっている(2025年4月末時点)

スワップ振替機能があるFX会社のスワップポイント比較【2025年1月~4月】

 

一方、LIGHT FXでは、保有上限が700万通貨になっていて、無限には買えない。だが、これから投資を始めるなら十分すぎる量だ。

 

最後に、気を付けて欲しい点が1つだけある。LIGHT FXの通貨ペアには、「TRY JPY」と「TRYJPY LIGHT」があるのだが、スワップポイントが高いのは、「TRYJPY LIGHT」だ。買うときには十分注意してほしい。

 

サクソバンク証券|高額スワップを安定的に貰いたい人向け

 
【2024年】スワップポイントの比較と推移

2024年の月別スワップポイント(サクソバンク証券)

 
【2025年】スワップポイントの比較と推移

2025年の月別スワップポイント(サクソバンク証券)

 
【2025年5月】スワップポイント推移

2025年5月スワップポイント推移(サクソバンク証券)

 
良いところ
  1. 2024年のスワップポイント合計額がFX全社の中でトップ
  2. 国内FX会社が好調のときのスワップポイントは同レベルに高く、低調の時は高額になる傾向がある
  3. 建玉制限が超緩い(約380億円分<2億5000万ドル相当>までのトルコリラが買える)

 

気になるところ
  1. 含み損があると、公式のスワップポイントカレンダーに表記されている金額から手数料が引かれて自分の口座に付与される(30万通貨保有&含み損100万以上で2.2円~2.6円ほど引かれる)
  2. 毎年確定申告が必要
  3. 最大レバレッジが4倍までのため、多くの証拠金が必要
 

ラフランスのコメント
サクソバンク証券は外資系のFX会社。2024年8月から国内のFX各社でトルコリラのスワップポイントが増加したものの、外資系のFX会社は減少傾向に(特にIG証券)。

 

一時的にサクソバンク証券もスワップポイントが減少していたが、今では持ち直し、国内のFX会社と肩を並べるほどのスワップポイント(1日平均38円)になってきた(2025年4月実績)。

 

2024年は、今もっとも勢いのあるGMOクリック証券(国内FX会社)よりも年間で約1,300円(1万通貨あたり)ほど多く、FX全社の中でトップだった。

 

参考までに、この2社の年間スワップポイント合計額の比較したグラフは以下の通りだ。

サクソバンク証券とGMOクリック証券の年別スワップポイント比較グラフ

あらためてサクソバンク証券のスワップポイントの高さが分かってもらえると思う。

 

また、国内のFX会社が好調のときのスワップポイントは同レベルで、逆に低調のときは、高額になる傾向があるため、安定して高額なスワップポイントが貰えるFX会社だと言える。

 

が…含み損がある場合サクソバンク証券のスワップポイントカレンダーに記載されている金額から手数料(資金調達コスト)が引かれて、自分の口座に付与されるシステムになっている(逆に含み益がある場合、余分にスワップポイントが貰えるとのこと)。

 

今現在、ラフランスは30万通貨保有&100万以上の含み損を抱えているのだが、この場合にかかる手数料を計算したら1日2.2円~2.6円ほどだった。つまり、仮に1日39円とスワップポイントカレンダーに表記されていても、実際に貰えるのは、36.8円~36.4円になってしまうということ。

 

ちなみに、このページで紹介しているサクソバンク証券のスワップポイント額は、ラフランスの口座に付与された額(手数料が引かれた後)にしてある。含み損が少ない場合は、もう少し多めに貰えると思ってもらえればいい。

 

おまけに、レバレッジが最大4倍までしか使えないため、資金効率が悪い。

 

あくまで、GMOクリック証券とLIGHT FXの建玉上限をカンストした場合に検討するFX会社と考えて欲しい。

 

じゃここからは、ちょっと番外編です。

今が旬!みんなのFXのLIGHTモードが激アツ!

 

冒頭でチラッと触れたんですけど、4月9日から始まった新通貨ペアの「トルコリラ円 LIGHT」のスワップポイントがエグいんですよ。1日50円~55円を連発。

 

んで、いったん4月末に50円に減ったと思ったらGW明けからは55円に戻りましたからねえ。

 

やってくれますわー、みんなのFX。100万通貨持っておいてよかった...。


 

もちろん、

みんなのFX

 

うちは他所よりもスワップポイントが高いよー!さあ買った買った!


的な宣伝期間だと思いますよ。

 

ただ、相当無理してる気がするんですよね。

 

何でかって言うと、スワップポイント額(1日)の計算って、現在のリラ円×10,000通貨×金利差÷365で出るんですけど、これに当てはめると、仮にリラ円が3.74円として、3.74円×10,000通貨×45.5%÷365=46.6円/日なんです。

 

にもかかわらず、みんなのFXは、1日50円~55円も出してるわけですよ。商品を100円で仕入れて85円とかで売ってるようなもんですからね。

 

赤字やん!


って話。

 

でもですねー、仮にこの宣伝期間が終わったとしても、GMOクリック証券と互角のスワップポイントは出してくれるんじゃないかと思うんですよ。

 

なぜか?

 

トルコリラの建玉制限がGMOクリック証券と同じ100万通貨までになっているからです。

 

1口座100万通貨までなら、ちょっと無理して(赤字状態)でも広告費と割り切って高めのスワップポイントが出せるはずですからね。

 

それに、みんなのFXで「トルコリラ円 LIGHT」が出来たのも、GMOクリック証券の高額スワップポイントに対抗するためだと思うんですよ。

 

実は、上で紹介した「LIGHT FX」も「みんなのFX」も同じ会社なんですけど、LIGHT FXのLIGHTペア銘柄は700万通貨まで保有できるようになってます(トルコリラの場合)。

 

1口座700万通貨だと赤字額がとんでもないことになるので、LIGHT FXでは、GMOクリック証券レベルのスワップポイントを出すのは難しいわけです。

 

みんなのFX

 

んじゃ、うちで新たに「トルコリラ円 LIGHT」を作り、建玉制限を100万通貨にしてGMOクリック証券に対抗するか!


ってことになったんじゃないかなと。

 

ここまでは僕の予想ですけど、みんなのFXを運営している「トレイダーズ証券」の決算説明書を見ると、「業界最高を上乗せ!」なんて書いてあるんですよ。

トレイダーズ証券決算説明書(2025年3月期)より

なもんで、今後も最高クラスのスワップポイントが期待できると思うんですよね。

 

 

こんな説明しておいて、大したことなかったら、ブーイングの嵐ですわ。


 

あっ、4月7日に取り扱いを開始してからのスワップポイントの推移はこんな感じになっとります↓

 

 

メチャンコ良かった決算の発表後から、スワップが55円に戻ってていい感じですな。スワップの払いが良くなりそうな予感。


 

良いところ
  1. 1日50円以上の超高額スワップポイントが貰える
  2. スワップ振替(獲得)しなければ、毎年の確定申告は不要
  3. 確定申告せずに、得たスワップポイントでトルコリラを追加で買える(再投資可能)
  4. レバレッジが25倍まで使える

 

気になるところ
  1. 100万通貨までしか持てない
  2. この高額スワップポイントがいつまで続くかは謎

 

じゃ、ここからは「なぜ、ずっとトップクラスだったIG証券のスワップポイントがショボくなり、目立たなかったGMOクリック証券のスワップポイントが増えてきたのか」ってことを語りたいと思います。チト長いので、興味がなければ、あとがきへどうぞ。

2024年8月からスワップポイントの状況が一変した理由(ラフランスの私見)

結論から言うと、2024年7月に格付け会社のムーディーズがトルコの格付けを約8年ぶりに格上げしたことで、トルコリラに注目が集まり、買う人が増えたからと考えられるからです。

 

あくまでラフランスの私見ですよ。


 

今まで長期間、各社のスワップポイントを見てきた僕が思うに、買う人が増えると、国内FX会社(GMOクリック証券など)のスワップポイントは増額、外資系FX会社(特にIG証券)は減額される傾向があるんです。

 

なぜ、こんな傾向があるのか?

 

その理由を理解するためには、最初にスワップポイントの決まり方を知っておく必要があります

 

ちょっとここからは、説明が長くなるので、お勉強したい人以外はスルーでOKです。


 

一般的に、スワップポイントは国同士の金利差で決まると言われているんです。が…、トルコリラホルダーの僕からすると、どうもそれだけではない気がして色々調べてみました。

 

すると、どうやら金利差を元に決定される短期市場金利ってやつで日々のスワップポイントが決まることが判明したんですよ。

 

で、短期市場金利ってやつは、毎日変化するらしいんです。

 

トルコリラのスワップポイントの増減を肌で感じてきた僕から言わせると、トルコリラを買う人が増えると、短期市場金利は下がり(スワップポイントが減る)売り圧力が高くなると、短期市場金利が上がる(スワップポイントが増える)傾向があるんです。

 

もしかすると、

 

はっ?買う人が増えるんなら、金利も上昇するやろ?

 

欲しい人が増えると、値段が高くなる理論と同じやないん?


と思うかもしれませんね。

 

でも違うんです。イメージとしては、"100万円の山分けキャンペーン"みたいな感じですね。

 

たとえば、このキャンペーンに2人しか参加していなければ、1人50万円もらえるわけですけど、もし100人参加していたら1人1万円しか貰えなくなるわけです。

 

こんな感じで、トルコリラを買う人が増えると山分けの元になる金利が下がり、1人あたりの貰い(スワップポイント)が少なくなるイメージを持ってもらえれば分かりやすいかなと思います。

 

じゃあ、トルコリラを買う人がどのくらい増えているのか?と思って、トルコリラの買いポジションのデータを引っ張ってきました。

くりっく365為替売買動向よりラフランスが作成

 

3月は、3/19のトルコリラ暴落で損切やら強制ロスカットで、買いポジションが大幅に減り、4月も若干少なくなってますけど、それでも2022年1月に比べたら約2.6倍も増えてますからねえ。しかも、これって、くりっく365だけの買いポジションですからね。多分、他社を含めたら2.6倍どころの話じゃないでしょう。

 

ここで、勘の良いあなたなら、こんな疑問が湧くと思います。

 

ん?買う人が増えて短期市場金利が下がってるなら、国内のFX会社とか外資系のFX会社関係なく、スワップポイントが少なくなるんじゃ?


 

その通りです。短期市場金利は金融機関しか知りえない情報なので、憶測でしかないんですが、国内のFX会社だろうが、外資系のFX会社だろうが、短期市場金利は同じはずです。

 

それなのになぜ、トルコリラを買う人が増えると、国内FX会社のスワップポイントは高くなり外資系FX会社のスワップポイントは低くなる傾向があるのか?

 

特にこの傾向が強い、高額スワップポイント連発のGMOクリック証券(国内FX会社)と、スワップポイント激減中のIG証券(外資系FX会社)を例に解説していきます。

 

まずスワップポイントが激減しているIG証券は、他社がどんなスワップポイントを出していようが、短期市場金利に基づいてスワップポイントを出す傾向があります

 

間違ってもIG証券では、

IG証券

 

うーん。他社のスワップポイントが高いから、うちも高くしないとマズいよなー。


なんてことは、一切考えないFX会社なんです。

 

他所は他所、うちはうち、的な考えですね。


 

その証拠に、トルコリラを買う人が増えている現在、昔よりもスワップポイントが激減していますし(1日32円程度<4月平均>)、逆にトルコリラの売り圧力が凄まじかった2023年5月には、他社を圧倒するほどの高額なスワップポイントが付与されてましたからね。

※LIGHT FX(LIGHTペア銘柄)は2023年6月から取り扱い開始なので0円になってます。

なぜこんなことになったかというと、2023年5月には、トルコの大統領選があったんです。今までトルコの経済を悪化させてきたエルドアン大統領が再選するか、落選するかでトルコの未来が変わる!とトルコ国民が思っていたことでしょう。

 

もちろん、僕たちスワップ投資家も

 

頼むから大統領変わってくれ!!


と願ってたはずです。

 

が…、その期待虚しく、エルドアン大統領は再選。結果、失望からトルコリラの売り圧力が強くなり、短期市場金利が暴騰。IG証券から貰えるスワップポイントが高額になった。っていう流れです。

 

まあ、このときの短期市場金利のデータが公表されてないので、本当に暴騰したかはわからないですけど、IG証券が意味もなくこのスワップポイントを出すとは思えないですからねえ。


 

んで、直近では、3月19日に起きたトルコリラの暴落。なんと!IG証券は3月21日、91円という超高額なスワップポイントを付与する事態に。他社は平常運転でした↓

おそらく、暴落によってロスカットを喰らった人たちのリラ売りが加速して、短期市場金利が大きく上昇したためでしょう。

調べたら、やっぱり短期市場金利が上昇してましたね。これが原因で、IG証券やサクソバンク証券などの外資系FX会社のスワップポイントが上昇したようです。

2025年3月19日のトルコリラ暴落時のオフショア金利(短期市場金利)

出典:ブルームバーグ

 

このように、IG証券のような外資系FX会社の場合は、トルコリラを買う人が多くなるとスワップポイントが減り売る人が多くなるとスワップポイントが増える傾向にあるということです(ラフランスの持論です。そしてなぜ外資系のサクソバンク証券は買う人が多くなっている今でもスワップポイントが高いのかについては後述)。

 

一方で、トルコリラを買う人が増えている現在でも、国内FX会社のGMOクリック証券は、なぜ高額なスワップポイントをバンバン出せるのか?

 

これについて、僕はGMOクリック証券にスワップが高くなっている理由を尋ねてみたことがあるんです。

 

2024年9月24日に公開された記事で、「トルコの中央銀行が流動性を変化させたことで、オフショア市場の金利が低下傾向にある」という情報がありました。

 

普通ならば、金利低下に伴って日々のスワップポイントは少なくなるはずですが、GMOさんは毎日高額なスワップポイントを付与されていて非常に魅力的です。

 

調べてみると8月あたりから急激にスワップポイントが増えている印象ですが、何か特別な理由があるのでしょうか?


 

で、返ってきた回答がこちら↓

▼当社からの回答
お問い合わせいただきありがとうございます。

 

当社FXネオ取引におけるスワップポイントにつきましては、短期金融市場の金利を参照し、ロールオーバー時にカバー先金融機関が提示したスワップレート等を基に当社が算出しております。

 

また、スワップポイントはロールオーバー時のカバー先金融機関の提示レートをメインに当社計算により決定しております。
なお、誠に恐れ入りますがスワップポイント算出の具体的な計算式については開示しておりませんのでご了承ください。

 

ちょっとわかりにくいんですけど、要するに短期市場金利に基づいたスワップポイントレートを複数あるカバー先金融機関の中から良いレートを選んで、そこに自分たちの利益を確保して僕たち投資家に渡してるってことです。

 

図で表すとこんな感じですね↓

スワップポイントでFX会社が儲ける仕組み

 

おそらく、国内FX会社と外資系FX会社の短期市場金利は同じなので、カバー先金融機関から提示されるスワップポイントもだいたい同じはずなんですよ。

 

そうだとするなら、トルコリラを買う人が増えている今は、本来ならIG証券レベルの少ないスワップポイントしか出せないはずなんです。

 

でもGMOクリック証券は、高額なスワップポイントを出しているわけです。これはおそらく、赤字覚悟で出している可能性が高いです。イメージとしてはこんな感じ↓

 

赤字が続くとヤバいイメージがあるんですけど、GMOクリック証券の親会社の決算書(p.3)を見る限り、FX事業では2024年は263億2023年は298億)の収益があるっぽいので、全然問題ないですね。

 

スワップポイントの赤字なんて痛くもかゆくもないでしょう。

 

スワップポイント強化の施策が奏功したのか、取引者数が増加、結果的にシェアも上昇傾向にあるみたいなので、調子が良さそうですからねえ。


 

気になるのは、いつまで高額なスワップポイントが続くのか?ということ。

 

どうせ投資するなら、ずっと高い状態が続いた方がいいですからね。


 

僕が思うに、トルコの格付けが下がり、トルコリラの売り圧力が大きくならない限り、IG証券などの外資系証券よりもGMOクリック証券などの国内FX会社が優位の状況は今後も続くと考えてます。

 


そしてそして、

 

ん?国内FX会社のスワップポイントが高くなってる理由は分かったけど、なんで外資系FX会社のサクソバンク証券は高いまま?

 

IG証券と一緒でスワップポイントが少なくなるはずでは?


と最後の疑問が湧いたかもしれません。

 

これは、おそらくサクソバンク証券もGMOクリック証券同様、赤字分は広告費と割り切ってる可能性が高いですね。

 

IG証券と違って、サクソバンク証券は「他社がこれだけ出してるんなら、うちもこれぐらいは出しとかないとなー」というスタンスな気がします。

 

スワップポイント投資のリスクについて

ここまで読んでみて、今あなたが、

 

うぉー!おれも早くスワップ投資始めてラフランスを超えるぜー!


なんてモチベが上がってるとしたら、まずはちょっと落ち着いてください。

 

いくら毎日お金が入ってくるといっても、強制ロスカットにより投資した資金、得たスワップポイントをすべて失う可能性だってあるんです。そこで、ラフランスからのお願いです。

 

ハイレバレッジで取引するのはマジでやめてください。たとえば、GMOクリック証券で100万通貨を45万円の資金で買っちゃうとかですね(1トルコリラ4.5円で100万通貨買う場合、レバレッジは10倍になります)。

 

仮に1日40円のスワップポイントが1か月続けば、12万円になりますし、その状態が続けば"約4か月"で元本を回収できるわけです。

 

が…、トルコリラは時に暴落する通貨です。5円台を付けてからナイアガラの滝になった2024年7月からの暴落(約0.8円の下落)で、多くの人たちが退場していったのを覚えてます。

 

 

んで、2025年3月19日の暴落(たった1日で約0.6円の下落)では、Xのトレンドに載るほど、数多のトルコリラ戦士たちがバタバタと倒れていきました。

 

 

 

 

 

たまに、こうやって僕たちの資金を平気で吹っ飛ばそうとしてくる通貨なんですよ。暴れて手が付けられない通貨から身を守るためには、低レバレッジでトルコリラを買うこと

 

もうこれしかないです。最大でもレバレッジは3倍、出来れば2倍以下、理想は1倍ですね。

 

僕はサクソバンク証券で約1倍、LIGHT FXで約2.2倍で保有してます。


 

あとがき

一時期は、トルコの金利が上がったというのに全然スワップポイントが増えなかったので、どうなることかと思いましたけど、「みんなのFX」と「LIGHT FX」のスワップポイントは増えてきましたね。

 

なぜかGMOクリック証券は、減ってますけど...。

 

で、ちょいちょい決算の話を挟んだので覚えてるかもしれないんですけど、みんなのFXを運営してるトレイダーズ証券の決算が発表されたんです。コレ、前から気になってたんですよねー。

 

僕は今回の決算で、4月から始まったLIGHTペア銘柄の高額スワップ連発した結果、どれだけFX事業全体の収益を吹っ飛ばしているのかが、わかると思ってたんですよ。

 

そしたら盛大な勘違い。この次の決算でしたΩ\ζ°)チーン すみません...。

 

今回の決算対象期間は2024年4月~2025年3月まででした。


 

そうはいっても気になるところではあるので、決算書説明書を読んでみたら、グングンと利益が上がってイイ感じ。

 

で、僕たちが一番気になるところがコレですね↓

トレイダーズ証券決算説明書(2025年3月期)より

 

 

業界最高なのは、今んとこGMOクリック証券ですけれども...。


とツッコミたくなりますけど、これはあえて触れないとして、このページからわかるのはただ、ひと~つ!

 

みんなのFX

 

LIGHT FXのLIGHTペアよりも、みんなのFXのLIGHTペアは、今後もスワップを高くしまっせ~!


っていう意思表示ですね。

 

あとの問題は、GMOクリック証券に勝てるか、ですけど、決算も良かったことですし、「さらなる業界最高のスワップを提供」なんて説明してるくらいですから、2025年はぶっちぎりで優勝する気がします。

 

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